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お知らせ

2019/07/01学会からのお知らせ

肝細胞癌の脳死肝移植に関する適応基準と選択基準の改訂について

2019年7月1日

関係各位



日本肝臓学会肝移植委員会
委員長 田中榮司
脳死肝移植適応評価委員会
委員長 市田隆文

 

 平素より、日本肝臓学会肝移植委員会および脳死肝移植適応評価委員会の活動にご協力いただきありがとうございます。
 肝移植関連3学会(日本肝臓学会、日本肝移植学会、日本移植学会)から提案のありました、本邦における肝細胞癌の脳死肝移植に関連する適応基準と選択基準に関して、2019年8月1日から下記のように改訂されることが承認されましたのでお知らせします。

 

<肝細胞癌の脳死肝移植の新基準>

1.  ミラノ基準内あるいはミラノ基準外でも腫瘍径5cm以内かつ腫瘍個数5個以内かつAFP 500 ng/ml以下(5-5-500基準)のものとする。
2.  登録時に計算で得られたMELDスコアで登録し、登録後は3ヶ月ごとに 2 点の加算とする。その際、必ず画像検査等を施行し、ミラノ基準または5-5-500基準の遵守を確認する。


<審議の経過>

2019/5/31: 日本肝臓学会肝移植委員会(肝移植関連3学会参加)にて、肝細胞癌の脳死肝移植の適応基準を上記のように改訂することを決定。
2019/6/21: 厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会にて、5-5-500基準を含む新選択基準を承認。
2019/6/24: 移植関係学会合同委員会にて、新適応基準を確認。
2019/6/28: 厚生労働省より、新選択基準に関する健康局長通知発出。


<その他>

現在、肝細胞癌のレシピエント登録は背景肝の予備能がCTPスコア10点以上の症例に限られていますのでご確認下さい。
生体肝移植での本新基準の保険適応については、早めの認可を目標に現在手続き中ですので、少しお待ち下さい。

資料1~3を添付しましたのでご活用下さい。

資料1 レシピエント適応基準の改訂

資料2 レシピエント選択基準 5-5-500対応

資料3 レシピエント選択基準 新旧対照表