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理事長挨拶

一般社団法人 日本肝臓学会理事長 竹原徹郎

 

 

 2018年6月より、小池和彦前理事長の後任として日本肝臓学会第9代理事長に就任いたしました。これまでと同様のご高配・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

 日本肝臓学会は1965年に設立され50有余年の伝統を有しますが、これまで日本の国民病である肝炎・肝がんの診療・研究、そして若手医師・研究者の育成に尽力してまいりました。また、市民公開講座等による疾患啓発、国の施策への提言も積極的に行ってまいりました。この四半世紀にわたるC型肝炎に対する診療と研究の進歩には目を見張るものがありますが、安全で有効率が高い抗ウイルス治療が普及するなかで、ウイルス排除後の肝疾患が新たな問題としてクローズアップされてきています。日本の肝がんの診療レベルは世界的にも傑出したものがありますが、今後多くの分子標的治療薬等の登場をひかえ、さらに格段の向上を目指さなければなりません。肝疾患の終末像である肝硬変の治療に関しても、この10年間多くの新規治療薬が登場していますが、患者さんの真の予後改善に向けた総合的な対策が必要です。また、最も頻度の高い肝疾患である非アルコール性脂肪肝炎、いまだウイルスを完全に排除することができないB型肝炎、アルコールあるいは薬物性肝障害など、学会が取り組むべき課題は山積し、かつ多様化しています。

 

 このような新たな状況の中、これからの四半世紀を見据え、わが国の肝臓研究・肝疾患診療をさらに発展させるとともに、社会貢献に努めてまいります。会員および市民の皆様におかれましては、より一層のご協力・ご助力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。