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B型肝炎治療ガイドライン

日本肝臓学会編『B型肝炎治療ガイドライン』の公表について

肝炎治療ガイドライン(第3版)2017年8月

資料1_抗ウイルス療法の基本方針

資料2_治療効果による核酸アナログの選択

資料3_免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン

資料4_添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤

 

 一般社団法人日本肝臓学会・肝炎診療ガイドライン作成委員会では、2013年4月に「B型肝炎治療ガイドライン(第1版)」を作成し、公開いたしました。このガイドラインでは、B型肝炎ウイルス感染者の治療目標を明記し、治療対象や治療薬の選択について詳細に記載しています。B型肝炎ウイルス再活性化への対策についても本ガイドラインに掲載しました。本邦の臨床現場において本ガイドラインが広く活用されておりますことは、作成委員会一同の喜びとするところです。

 

 2017年2月、新規の核酸アナログ製剤であるテノホビル・アラフェナミド(TAF)が発売されたのを機に、B型肝炎治療ガイドラインを改訂し、第3版としました。今回の改訂ではB型肝炎に対する治療フローチャートにTAFを取り入れ、さらに日常臨床においてしばしば問題となる核酸アナログ製剤効果不良例についての対策を詳細に記載しています。また、HBV-DNA定量の単位表記がIU/mL(LogIU/mL)に変更されたこと、および高感度HBs抗原測定が臨床現場に浸透してきたことを受け、B型肝炎再活性化ガイドラインも改訂しました。後者については日本肝臓学会に加え、日本リウマチ学会、日本血液学会、日本臨床腫瘍学会など関連学会から改訂案についてのパブリックコメントを募集し、コメントの内容を反映させています。

 

 C型肝炎治療には高い有効性・安全性をもつ各種薬剤が使用可能となる一方、B型肝炎にはまだまだ未解決の問題が残されています。この改訂第3版が、旧版同様B型肝炎診療の場において活用され、B型肝炎ウイルス感染者の生命予後・QOLの改善に寄与することを望みます。

 

 本ガイドラインの無断掲載を禁止いたします。

 

2017年6月

一般社団法人日本肝臓学会

理事長  小池 和彦

肝炎診療ガイドライン作成委員会

委員長  滝川  一

(第3版フルテキストは2017年7月に公開予定です)

 

●『B型肝炎治療ガイドライン』英語版は こちら

 

更新履歴

2013年4月      第1版

2013年5月      第1.1版

  • ●テキスト中の表ナンバーの修正
  • ●ALTの単位をU/lに修正
  • ●表3、Peg-IFNの妊娠中の投与についての記載を修正
  • ●表5、エンテカビルのHBs抗原陰性化(短期経過)を0.3%に修正
  • ●p39・p49、エンテカビル治療成績についてのデータを修正
  • ●表17、3TCの合剤についての記載を追加


2013年9月      第1.2版

  • ●HBV DNA測定法についての表記を「リアルタイムPCR法」に統一
     

2014年6月      第2版

  • ●各リコメンデーションにエビデンスレベル・推奨グレードを付記
  • ●表1「抗ウイルス療法の目標」、肝硬変のoff treatment時の目標を「-」に修正、およびoff treatment時の目標を核酸アナログ・IFNそれぞれに分けて記載
  • ●1-5-2および4-6-1、核酸アナログ中止症例(off treatment症例)と自然経過の非活動性キャリアの長期予後についての記載を追加
  • ●表8「治療対象」肝硬変・HBV DNA量の項の記載、「陽性(≥2.1 log copies/ml)」を「陽性」に修正
  • ●「核酸アナログ」「慢性肝炎・肝硬変への対応」など、ガイドライン全体にわたりテノホビルについての記載を追加
  • ●表14・表15としてテノホビル国内第3相臨床試験の結果を記載
  • ●「Drug-freeへ向けて」というタイトルを「核酸アナログ治療の中止」に変更
  • ●sequential療法適応症例についての記載を追記
  • ●5-1-4「核酸アナログ治療効果良好例・不良例における治療戦略」、および図7「治療効果による核酸アナログの選択」を新たに記載
  • ●図8「免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」に注釈を追加
  • ●表18「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加
  • ●表19「抗HBV作用のある抗HIV薬」にスタリビルドを追記

 

2015年5月  第2.1版
   ●表18「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加
   ●資料1「抗ウイルス療法の基本方針」、資料2「治療効果による核酸アナログの選択」を追加

 

2016年5月      第2.2版(改訂箇所を青字で記載)

   ●HBV-DNA量の単位として、「log copies/ml」に「IU/ml」を必要に応じて追記

   ●表18「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加

   ●HBV再活性化の箇所にHBVワクチン、およびC型肝炎に対する抗ウイルス治療についての記載を追記

   ●ガイドライン作成委員のCOI情報を記載

 

2017年8月      第3版(改訂箇所を青字で記載)

   ●核酸アナログ製剤の記載を英語略称標記に変更

   ●C型肝炎治療ガイドライン同様併用薬を”+“で繋ぐ

   ●TAF(テノホビル・アラフェナミド)の国際共同臨床第3相試験の結果を記載

   ●TAFの承認・発売に伴い治療フローチャート、および核酸アナログ耐性ウイルスへの対応を改訂

   ●核酸アナログ製剤のテキスト中における表記を英文略語に変更

   ●HBV DNA量の単位を「IU/mL(LogIU/mL)」に統一

   ●図8「免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」を改訂

   ●表25「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加

   ●ガイドライン作成委員の利益相反情報を更新