B型肝炎治療ガイドライン

日本肝臓学会編『B型肝炎治療ガイドライン』の公表について

一般社団法人日本肝臓学会は、肝炎の診断・治療に関する公式な見解を表明し、実臨床における肝炎治療の標準化および充実を図るため、肝炎診療ガイドライン作成委員会を設立し、肝炎治療ガイドラインを作成しています。B型肝炎に関しては、各種新規抗ウイルス薬が新規に発売され、実臨床において使用可能になるたびに、国内臨床試験の成績を基にして推奨される治療を示し、「B型肝炎治療ガイドライン」を改訂してきました。

今回の改訂第3.4版では、「添付文書上B型肝炎ウイルス再活性化について注意喚起のある薬剤」(資料4)を改訂しました。この改訂版が日常の肝炎診療において活用され、B型肝炎ウイルス感染者の適切なマネジメントに寄与することを望みます。

2021年5月

一般社団法人日本肝臓学会
理事長  竹原 徹郎

ガイドライン統括委員会
委員長  四柳  宏

肝炎診療ガイドライン作成委員会
委員長  田中  篤
事務局  黒崎 雅之

本ガイドラインの無断掲載を禁止いたします。

英語版 B型肝炎治療ガイドライン

更新履歴

2013年4月 第1版
2013年5月 第1.1版
  • テキスト中の表ナンバーの修正
  • ALTの単位をU/lに修正
  • 表3、Peg-IFNの妊娠中の投与についての記載を修正
  • 表5、エンテカビルのHBs抗原陰性化(短期経過)を0.3%に修正
  • p39・p49、エンテカビル治療成績についてのデータを修正
  • 表17、3TCの合剤についての記載を追加
2013年9月 第1.2版
  • HBV DNA測定法についての表記を「リアルタイムPCR法」に統一
2014年6月 第2版
  • 各リコメンデーションにエビデンスレベル・推奨グレードを付記
  • 表1「抗ウイルス療法の目標」、肝硬変のoff treatment時の目標を「-」に修正、およびoff treatment時の目標を核酸アナログ・IFNそれぞれに分けて記載
  • 1-5-2および4-6-1、核酸アナログ中止症例(off treatment症例)と自然経過の非活動性キャリアの長期予後についての記載を追加
  • 表8「治療対象」肝硬変・HBV DNA量の項の記載、「陽性(≥2.1 log copies/ml)」を「陽性」に修正
  • 「核酸アナログ」「慢性肝炎・肝硬変への対応」など、ガイドライン全体にわたりテノホビルについての記載を追加
  • 表14・表15としてテノホビル国内第3相臨床試験の結果を記載
  • 「Drug-freeへ向けて」というタイトルを「核酸アナログ治療の中止」に変更
  • sequential療法適応症例についての記載を追記
  • 5-1-4「核酸アナログ治療効果良好例・不良例における治療戦略」、および図7「治療効果による核酸アナログの選択」を新たに記載
  • 図8「免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」に注釈を追加
  • 表18「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加
  • 表19「抗HBV作用のある抗HIV薬」にスタリビルドを追記
2015年5月 第2.1版
  • 表18「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加
  • 資料1「抗ウイルス療法の基本方針」、資料2「治療効果による核酸アナログの選択」を追加
2016年5月 第2.2版(改訂箇所を青字で記載)
  • HBV-DNA量の単位として、「log copies/ml」に「IU/ml」を必要に応じて追記
  • 表18「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加
  • HBV再活性化の箇所にHBVワクチン、およびC型肝炎に対する抗ウイルス治療についての記載を追記
  • ガイドライン作成委員のCOI情報を記載
2017年8月 第3版(改訂箇所を青字で記載)
  • 核酸アナログ製剤の記載を英語略称標記に変更
  • C型肝炎治療ガイドライン同様併用薬を”+“で繋ぐ
  • TAF(テノホビル・アラフェナミド)の国際共同臨床第3相試験の結果を記載
  • TAFの承認・発売に伴い治療フローチャート、および核酸アナログ耐性ウイルスへの対応を改訂
  • 核酸アナログ製剤のテキスト中における表記を英文略語に変更
  • HBV DNA量の単位を「IU/mL(LogIU/mL)」に統一
  • 図8「免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」を改訂
  • 表25「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加
  • ガイドライン作成委員の利益相反情報を更新
2019年3月 第3.1版
  • HBV再活性化の項にオビヌツズマブ、モガムリズマブなど新規薬剤についての記載を追記し、「免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」の注釈を改訂
  • 表25「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加
  • C型肝炎に対する抗ウイルス治療に伴うHBV再活性化についての記載を改訂
2020年7月 第3.2版(改訂個所を青字で記載)
  • 免疫抑制・化学療法前のHBVキャリアおよび既往感染者スクリーニング方法を改訂
2021年1月 第3.3版(改訂個所を青字で記載)
  • HBV再活性化の項に免疫チェックポイント阻害薬、突発性難聴、顔面神経麻痺等のステロイド治療についての記載を追記
  • 表25「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加
2021年5月 第3.4版(改訂個所を青字で記載)
  • 表25「添付文書上B型肝炎ウイルス再燃の注意喚起のある薬剤」に新規薬剤を追加