一般社団法人 日本肝臓学会

肝がん白書

日本肝臓学会では、1999年に、肝がん撲滅運動の一環として「行政当局やマスコミに向けた情報発信」の目的で冊子「肝がん白書」を発行しました。

2015年には、「肝がん白書」を改訂しましたが、これはC型肝炎に対する直接作用型抗ウイルス薬(DAA)のコンビネーション治療が市民権を得た年であり、肝がんの発生を抑えるためにこの画期的な治療に関する知識を普及する目的がありました。

この度、「肝がん白書」を再度改訂し、肝がんの背景疾患が変貌し肝がんの治療法も極めて多様化する中で、肝がんの最新の知識をコンパクトにまとめ、それを正しく理解していただくようにいたしました。

本誌については、当学会の会員、賛助会員のみならず、さまざまな局面でご活用いただきたく厚生労働省、国立国際医療研究センター肝炎情報センター、都道府県連携拠点病院などにも配布いたしました。

本書をより多くの方々にご活用いただき、ひいては国民の福祉に寄与することを願っております。

【お詫びと訂正】
冊子の「肝がん白書 令和4年度」について、以下の記載ミスがありましたので、お詫びして訂正させていただきます。
なお、ホームページ掲示の電子ファイルは訂正済です。
54ページ
第7章 図7-5の文献(53)の書誌
(誤) Finn RS. Qin S,Ikeda M,et al.Atezolizumab plus bevacizumab in unresectable hepatocellular carcinoma. N Engl J Med 2020; 382: 1894-1905.
(正) Cheng AL, Qin S, Ikeda M, et al. Updated efficacy and safety data from IMbrave150:
Atezolizumab plus bevacizumab vs. sorafenib for unresectable hepatocellular carcinoma. J Hepatol. 2022;76(4):862-873.

2022年10月5日

一般社団法人 日本肝臓学会
理事長     竹原 徹郎

企画広報委員会
委員長     持田  智